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福井県=南米研修生3人を歓迎=ブラジル訪問の報告も

ニッケイ新聞 2010年9月29日付け

 福井県の2010年度海外技術研修員としてブラジル、アルゼンチンから同県を訪れた3人の歓迎会が、去る8月19日、福井市内の料亭で開かれた。福井県日伯友好協会(会長=前田康博県議)が主催。
 当日は、前田会長はじめ友好協会、県、議会、移住家族会や農業指導員ブラジル実習生OBなど30人が集まり、新しい研修員を歓迎した。
 今年の研修員は、ブラジルから森田ミルトン茂さん(24、サンパウロ市)、永田ミリアン直美さん(27、サンパウロ市)、アルゼンチンから山田恵美さん(24、ブエノスアイレス)の3人。森田さんは電気設備、永田さんは看護、山田さんはグラフィックデザインをそれぞれ学ぶ。
 いずれも上手な日本語で父祖の故郷・福井へ来た感激を表し、研修で学んだ技術を母国へ帰って生かしたいと抱負を語った。
 この日は歓迎会とあわせ、8月8日にサンパウロ市で開催された同県海外技術研修員制度30周年式典に参加した県・議会・友好協会の親善使節団による帰国報告会も行なわれた。
 使節団メンバーから写真や邦字紙特集記事のコピーなどが出席者に配られ、ブラジル訪問を報告。旧知の在伯県人の情報をたずねる参加者もいるなど、ブラジル談義で盛り上がった。

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