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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年12月2日付け

 2月の本番に向けて、サンパウロ市内の各エスコーラ・デ・サンバは盛り上がりを見せ、主催するフェスタも多くなっている。
 初めて訪れたときはその大音量の迫力に圧倒され、女性の露出の多い衣装にも驚いた。
 対して、一字違いでこうにも暑苦しいのは、街に出没し始めた「サンタ」たち。真夏のクリスマス。来伯期間の短いコラム子には少々の違和感があり、サンタも半袖でいいではないかと、哀れみすら覚える。
 赤と白の服をまとう笑顔の老人は、子らの好奇の的であるが、世界津々浦々で異なるサンタ像によって、そうでない国も。
 ドイツには「悪い子」の寝床に炭、動物の臓物を撒き散らす、〃黒サンタ〃もいるという。
 臓物までとはいかぬとも、子や孫の暗黙の期待に大はずれしないよう、プレゼント探しはお早めに。(秀)

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