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サンベルナルド=草の根資金で学童保育支援=教育機材整備に13万レアル

ニッケイ新聞 2010年12月18日付け

 サンベルナルド・ド・カンポ市の「リトル・シチズン児童支援集団」に対する日本政府草の根・人間の安全保障無償資金の供与式が11月17日、大部一秋在聖総領事、バルキリア・モラエス同団体会長、同市の南洋行市議ら関係者約40人の出席の下、同団体で開かれた。
 リトル・シチズン児童支援集団は02年の設立以来、同市で6~15歳未満の児童約60人に対して学校時間外に補修やレクリエーション、スポーツ、給食の提供などを行う団体。市が提供した土地で活動しているが、長年の間に使用不能になる家具や機材もあり、また機材不足により待機児童受け入れが困難となっていた。今回、学童保育用の機材整備に対して13万レアルの無償資金協力が行われた。
 供与式で大部総領事は、同団体の活動を称え、「今回の協力を通じて団体の貴重な活動を支援できることを大変嬉しく思う」とあいさつ。モラエス会長は「今回の協力により当施設は児童に対し、自宅で得ることができないものを与えることができるようになった。日本国民のおかげで子供たちがより良く成長できるようになる」と感謝を表した。

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