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麻生元首相ら慰霊碑献花=「ブラジルを大切にしたい」=サンパウロ市

ニッケイ新聞 2011年1月4日付け

 ジウマ大統領の就任式に出席するために日本国特派大使として先月31日に来伯した麻生太郎元首相(日伯議連会長)、河村建夫衆議(同議連幹事長)、中井洽衆議、黄川田徹衆議の4議員が3日午後、大部一秋在聖総領事の案内でサンパウロ市イピラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑に献花した。
 県連で同碑を担当する木原好規・和歌山県人会長は、4年連続で毎回慰霊碑に献花する麻生元首相に「毎回おいでいただき誠に有難うございます」と挨拶した。
 季節はずれのそぼ降る雨の中、4議員は並んで慰霊碑にしずかに頭を下げた。続いて文協の伊藤誠施委員、相良クリスチーナ泉委員が日本館を紹介した。
 ニッケイ新聞の取材に対し、麻生元首相は「日本にとってブラジルは大事な国。今後さらに人の絆、ビジネスなど関係を深める必要がある。日本としてブラジルという国を大切にしていきたい」とのべた。
 河村衆議によれば、大統領との会談では麻生元首相が「前に会った時よりも選挙で磨かれて大変キレイになられた」と挨拶すると大変喜び、「私は大統領選を通して成長した」と応えた。麻生元首相はモザンビークで始まった日伯共同の農業協力プロサバンナについて話し、ジウマ大統領側からも高速鉄道計画にぜひ日本も応札に参加して欲しいとの話が出た。
 4議員は4日午前、エクアドルに公式訪問の旅に向かう。

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