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東西南北

ニッケイ新聞 2011年1月28日付け

 大サンパウロ市圏グアルーリョス市民が今月から導入されたビリェッテ・ウニコで混乱—。バス1本で40分だった通勤が、路線変更もあって乗換えで40分待たされ、バス2本で1時間40分かかるようになった例やビリェッテの販売所がどこかわからず料金を2倍払わなければならないなど、苦情のない人は居ないほどとG1サイト。サンパウロ市ではバス代値上げに対する抗議行動が繰返されるなど、公共交通手段に対する苦情は引きもきらず。
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 サンパウロ市南部で盗難車を運転していて25日に逮捕された14歳の少年は、警察にお世話になるのは今回で17回目。9歳の時の車窃盗を皮切りに、毎年3回捕まっている計算になるが、少年院収容は重犯罪者で12歳以上などの法規制もあり、実刑を科せられる事も無く過ぎてきた。今回は14〜15歳の少年4人を乗せて無免許運転中に停止命令を受けたが、命令を無視して4ブロック逃走。連行された警察署では警官の指に噛み付いてケガをさせており、家族もさじを投げた状態。前回と今回は家族が迎えに来ず少年院行きとなったが、識者からは法改正が必要との声も出始めた。
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 サンパウロ州やパラナ、サンタカタリーナ、南マット・グロッソ、南大河では27日に強い雨の予報が出たが、南大河州では14市が雨不足で非常事態宣言中。同州内で雨不足と降り過ぎの図もブラジル…。

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