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日本語教師養成講座が開講=「新しい道歩く」受講生を激励

ニッケイ新聞 2011年2月4日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)は、7カ月間に及ぶ第24期日本語教師養成講座の開講式を1月17日同センターで開催し、同日から前期スクーリングとして2週間に及ぶ集中講義が実施された。日本語初級レベルの指導を行える教師養成を目指す同講座は、1月、7月の集中講義と2月から6月の通信課題の提出で構成される。今年は教師を志す20から60代の男女12人が応募した。

 開講式で谷理事長は、「新しい道を歩こうと思うその気持ちに期待したい。そんな夢と希望は皆さんの心に種をまいてくれます」と激励の言葉を贈った。
 式後は講習参加者らによる自己紹介、オリエンテーションの時間となり、鶴田広子講師から、「時間を守る」「机の上には座らない」「教えながらガム、アメを食べない」「携帯電話の電源を切る」など教師としての基本的な心構えから説明が行われた。
 参加者のレオナルド・カスタニャ・シャガス・今田・ホセトンさん(25)は日系ではないが、日本での就労のために夫人の姓を付けている。
 弁当工場勤務やマッサージ師として埼玉県で2年間働き、2009年に帰伯。その後大学に通う傍ら、また日本に戻りたいとの思いから本格的に日本語を勉強し始めた。
 そして今の目標は、教師の経験を積んで在日ブラジル人に日本語を教えることだと言う。「そのために勉強を頑張らないと」とまだ少したどたどしい日本語に力を込めて話した。

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