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群馬県人会=内山会長再選で一致団結=目標定め、気持ち新たに

ニッケイ新聞 2011年2月4日付け

 在伯群馬県人文化協会は1月30日午前、第66回定期総会を同会館で開催し、約40人の会員が出席した。昨年の創立65周年に尽力した内山住勝会長が再選、引き続き2期目を務めることが決まり、「協力を呼びかけ、会を新たにまとめていきたい」と抱負を語った。
 松田典仁名誉会長が議長に選出され、昨年度の事業報告、決算報告が行われた。昨年度の収入は11万3894レアル、支出は10万7684レアルで6209レアルを繰越し。新役員選出では、内山会長が「コミュニケーション不足が心配。会長職を続けることは厳しい」と続投しない意向を表明したが、松田議長の推薦を受け、会員全員の承認の拍手で再選となった。
 年会費の値上げや「老齢で孫の助けがなければ会に出席できない人が多い」と地方会員の会離れが議論された後、今年度事業計画、予算案の審議が続いた。松田議長は、「昨年の会計は6千レアルの黒字だが、実際には苦しい1年だった。内容的にはほぼ赤字。固定支出が高くなり、今年も赤字財政の危険がある」と厳しい現状を説明した。
 2期目を務めることになった内山会長は気持ちを新たに5項目の目標を発表。会員相互の繋がりを深めること、財政の健全化、母県との関係強化などを挙げ、「会員の気持ちを一つにして協力してやっていきたい」と表情を引き締めていた。
 その後、高柳清相談役の乾杯の音頭で、婦人たちの手料理を前に新年会を開催。昼食後は、いつものように和やかにカラオケを楽しんだ。

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