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新春ナツメロ大会盛大に=700人が次々に熱唱=サンパウロ市

ニッケイ新聞 2011年2月11日付け

 全国カラオケ指導協会(島田正市ブラジル総本部長)が主催する新春ナツメロ大会が1月23日午前7時半からサンパウロ市内の静岡県人会館で行われ、午後10時ごろまでに約700人が出場し、終日熱気に包まれた。
 新春初の大会だが、「断るのに大変なぐらい」(島田総本部長)の申し込みが殺到したという。それでも同会館の地階と地下サロンの2階分を全部使ってようやく午後10時に終了。
 全伯のカラオケ界で活躍する教師の半分以上が同指導協会に所属しているという。特別教授は14人、公認教授は69人、公認指導講師は40人、公認指導会員は38人という陣容だ。そこで指導されている生徒がこぞって参加する。
 個人教授した生徒の述べ数は約3千人という島田総本部長は、「うちは教授でも大きな顔はさせない。常に勉強の積み重ねだと繰り返している」と研鑚の精神を強調する。同指導協会の本部は日本・横浜にあり、島田氏が当地に導入して21年目を迎えた。
 当日『旅のつばくろ』を歌った伊藤信子(のぶこ)さん(73、二世)は、藤間流の舞踊も習っている。「友達に誘われて2年前からカラオケを始めた。でも大会に出るのは今回初めて。本番前はやっぱり緊張します」と笑顔で語った。

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