ホーム | 日系社会ニュース | ブルーツリー=青木社長が年間最優秀経営者に=カイオ賞のホテル部門で金賞=地域別部門でも多数の賞獲得=「これからもベスト目指す」

ブルーツリー=青木社長が年間最優秀経営者に=カイオ賞のホテル部門で金賞=地域別部門でも多数の賞獲得=「これからもベスト目指す」

ニッケイ新聞 2011年3月4日付け

 イベント、観光、プロモーション、マーケティング等の業界で一番の権威あるカイオ賞で先月18日、ブルーツリーホテルの青木智栄子社長が年間最優秀経営者賞5部門のうちのホテル部門で初の金賞を受けた。また、地域、部門別のカテゴリーでは金賞5つ、銀賞2つを獲得。全伯のホテルが参加する同賞で7部門の受賞はこれまでなかった。カイオ賞は今年で11回目。イベントアカデミー、ホテル産業協会などからなるレビスタ・イベントスが主催している。

 全伯のホテル、イベント施設やサービス、イベント会場のある町、その代表者などを対象として選ばれるカイオ賞。200人の選考委員が候補を選出し、最終的にはインターネットによる一般投票によって順位が決定される。地域と規模によって100以上のカテゴリーに分かれ、表彰のトロフィ—がワニの姿であることは業界では有名だ。
 福岡県出身の青木社長はUSP法学部を卒業。上智大学に留学し、アメリカのコーネル大学でホテル経営を学んだ。
 金賞を受けた青木社長は「受賞はこれからもベストを目指す励みになる」と今後のさらなる発展を目指す考えだ。
 広瀬純子セースルディレクターによれば、同グループは国内に26、ブエノスアイレス、サンチアゴにそれぞれ一つホテルを所有する。外資企業が殆どのブラジルホテル業界で、国内資本の企業では同業界ナンバーワンといえる規模だ。建物を所有せず経営マネジメントを引き受ける形で経営を伸ばす。
 広瀬氏は「量より質がモットー。日本式のもてなしの心が評価されたのでは」と喜びを表した。
 グループとしては、ホテル部門の中西部・中型施設でゴイアニア、北部・小型施設でマナウス、北東部・小型施設でフォルタレザ、イベント会場部門としてサンパウロ市モルンビー地区のヴィラ・ノアが大型施設でそれぞれ金賞を受けた。
 このほか、イベント会場部門の小型施設でブルーツリータワーズ・ファリア・リマ、ミレニアム・ポルト・アレグレが銀賞に選ばれている。

image_print