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スザノ福博村・入植80周年=慰霊祭、敬老会を13日に=式典は10月2日に開催

ニッケイ新聞 2011年3月5日付け

 スザノ福博村(上野ジョルジ村会長、81家族)は今年入植から80周年を迎えるにあたり、今月13日に慰霊祭・敬老会を、10月2日に式典を開催する。
 上野村会長(実行委員長)、井野一彦顧問、田辺治喜実行委員が先月28日に来社、関連行事の説明を行なった。
 1931年、福岡県人の原田敬太、古賀貞敏、茂敏兄弟によって始まった福博村。70年代には200家族とピークに。養鶏、蔬菜作りなどで名を馳せる一方、教育・文化活動でも異彩を放ってきた。
 周年行事に加え、5年毎に実態調査を実施、75周年事業では、村の歴史を残すDVD(3巻)を作成した。
 このたび、75周年以降の活動を盛り込んだ続編を年内に刊行する予定だという。会館の増築も準備中で、現在の202平方メートルに加え、新たに160平方メートルの多目的ホールを建設する。
 13日の慰霊祭は仏式で営まれ、75周年以降に亡くなった先亡者28人の名前の奉読がある。続いて行なわれる敬老会では、昼食を楽しみながら、福博太鼓や歌手伊藤カレンのショー、日本舞踊などの披露がある。
 上野村会長は、「今回は村の中での催しだが、10月の式典には多くの関係者をお招きし、盛大に開催したい」と話している。

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