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沖縄県人会=琉舞の具志堅シゲ子さん=芸道35周年公演を27日に

ニッケイ新聞 2011年3月23日付け

 琉球舞踊師範の具志堅シゲ子さんが芸道35周年を記念して、27日午後2時からサンパウロ市の沖縄県人会館(R.Dr. Tomas de Lima,72)で公演「夢の華舞台」を行う。入場無料。山城勇実行委員長、知花千恵子ブラジル琉球舞踊協会会長と本紙を訪れ、広く来場を呼びかけた。
 糸満市出身、1966年に渡伯した具志堅さんは75年から琉舞を始め、97年に教師免状を取得。玉城流てだの会具志堅シゲ子琉舞道場を主宰して後進の指導にあたる傍ら、第2代琉舞協会会長を務め、会の芸能行事にも貢献してきた。第4代会長の知花さんは、「よきリーダーとして積極的に活躍してきたことに敬意を表したい」と話す。
 公演を行うのは97年の教師免状伝達式の時以来。琉舞協会はじめ各琉舞道場、古典音楽、民謡、古武道、協和婦人会などの団体が友情出演し、2部構成4時間の舞台を繰り広げる。「浦島太郎」などの創作舞踊も多く、日本から訪れる従兄弟の民謡との共演もあるそうだ。「一人でも多くの人に来てほしい」と山城委員長は呼びかける。
 具志堅さんは、「沖縄のコロニアが親身に考えてくれ、皆さん総出で協力してくれる。やってきてよかった」と感謝を表し、「舞踊や歌劇、民謡などこれまでやってきた自分の足跡を見てほしい」と案内した。
 問い合わせは同県人会(11・3206・8823)まで。

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