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ニッケイ新聞 2011年3月23日付け

 東日本巨大地震の影響でブラジルから日本への通話が急増し、TIM社は支援の意味で急きょ、同社の携帯電話を使って日本への通話をする場合、今月20日から31日まで課金しないこと(無料)を決めた。また同社に直接問い合わせたところ、「どの固定電話からでも、この期間に0041を使えば日本との通話は無料」と答えた。その他、テレフォニカ社(0015)は日本への通話が10倍も増えたとし、固定電話同士の場合は1分当り10センターボに値下げした。震災前は1分当り2レアル課金していた。なお、日本の携帯電話へ当地から電話する場合も70センターボに減額されている。
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 パトリオッタ外相は22日、東日本巨大地震の義捐金としてブラジル政府から50万ドル(約4千万円)を提供することを発表した。日本外務省がホームページで明らかにしたもので、日本赤十字社に提供されるという。地震発生後、ブラジル政府からはジウマ大統領から菅総理、外相から松本外相へ見舞いの書簡を送り、17日には伯側の発意で日伯外相会談も行われた。日本外務省は「ブラジル政府及び国民の我が国に対する連帯の念及び多大なる支援に深く感謝します」とサイト上で謝意を表している。

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