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美術関係者も被災地支援へ=絵画・工芸展で売上げ寄付=4月

ニッケイ新聞 2011年3月26日付け

 東日本大震災の支援を目的とした絵画・工芸作品の展示・販売会が4月15日から17日まで、文協美術委員会・工芸委員会の主催によりブラジル日系美術館で開かれる。美術委員会の小田エルザ委員長、江沢ナオコ・マチルデ委員、豊田豊前委員長が案内に訪れ、来場を呼びかけた。
 先週の同委員会会合で開催が決まった。文協でも義捐金の受付けを行っているが、小田委員長らは「委員会としてもできるだけ協力したい」と思いを語る。
 美術・工芸委員会メンバーや有志の画家・工芸作家に呼びかけ、提供を受けた絵画の小作品や工芸品を会場で販売。売上げ全額を義捐金として日本に送る。値段は50レアル程度のものから用意するそうだ。「実用的なものもあると思います」と豊田さんは話す。
 すでに約40人の作家が賛同しており、今後は日系以外の作家にも声をかけていくという。豊田さんは、「作家の方には一点でもいいから提供してもらい、できるだけ多くの人に買ってほしい」と期待を表した。
 会場住所は、R.Sao Joaquim,381,sala 15,Liberdade。開催時間は4月15日=正午から午後6時、16、17日=午前10時から午後6時。問い合わせは文協(11・3208・1755、アウロラまたはレジーナ)まで。

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