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45年の遺産を大切に=県連 園田新会長が抱負

ニッケイ新聞 2011年4月28日付け

 先月31日の定期総会でブラジル日本都道府県人会連合会(県連)の新会長に就任した園田昭憲氏(鹿児島県人会会長)が与儀昭雄前会長と本紙を訪れ、抱負を語った。
 与儀氏が沖縄県人会長を退任したことを受けて県連会長に就任した園田氏。「地震や原発の問題で日本が大変な時に県連の中で角をつき合わせていてはいけないと思い引き受けた」と述べ、「与儀会長が残した財産、県連の過去45年間の遺産を大事にして頑張りたい」と抱負を語る。
 任期は1年間。7月に迫ったフェスチバル・ド・ジャポンについては日本の震災支援を目的に「よみがえれ 美しい日本」をテーマに加え、関連したパネル展なども計画している。予定されている45周年式典は「華美でなく、内輪で」行う考えだという。
 二世として初めて県連会長に就任した与儀氏は、「県連は日本とのつながりが一番強い団体。日本語の不安はあったが、副会長の皆さんに『困らせないから』と温かい言葉をいただいた」と振り返る。また09年の日系人大会で訪日した際に当時副会長の園田会長が同行、協力したことに感謝を表し、今年のフェスチバルでも「できるだけ協力したい」と話した。
 「以前は日本とのつながりがほとんどなかったが、与儀会長の時代に関係ができた」と園田会長。与儀会長時代にはアマゾン移住80周年式典の訪問など国内の交流にも力を入れ、さらに今年1月には、「会長になった時点でやりたいという気持ちをもっていた」という念願の新事務所(旧援協事務所)の購入も決まった。与儀会長は「役員、県人会長の皆さんが自分を助けてくれ、心強くやれた」と感謝を表した。
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 現在県連では、2005年の第8回フェスチバルの会計が承認されていない件で、当時会長だった中沢宏一宮城県人会長が昨年終わりから執行部に対し改めて承認を求めている。同件に関しては、第8回フェスチバルのスタンド組み立て業者が訴訟を起こし、現在も継続している。
 来社した二人はこの件について、すでに5年が経過して時効になっているため、県連の記録には引き続き同会計は未承認として残るとする執行部の見解を示した。会計事務所にも同会計が対象外であることを確認しているという。

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