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東日本大震災=日本への思い音楽に乗せて=日伯音楽家が慈善コンサート=聖市

ニッケイ新聞 2011年4月30日付け

 フィロ・マシャード&矢崎愛グループによる東日本大震災支援コンサートが3日夕方、聖市のブルーツリー・パウリスタホテルで開かれ、用意した140席が満員になる盛り上がりを見せた。
 サンパウロを中心に活動するピアニストの矢崎さんは3月末から4月にかけて日本ツアーを行う予定だった。しかし、震災の影響で延期されたことから、ブラジルで支援活動を行いたいとコンサートを企画したという。
 ブラジルの有名ギタリスト・歌手のフィロ・マシャード氏を始め、カイト・マルコンデス(パーカッション)、アンドレ・ジュアレス(ビブラフォン)各氏が出演を快諾。矢崎さんと草村芳哉さんと共に参加した。
 当日は早い時間から人が集まり、開演時には満員に。マシャード氏と矢崎愛グループの演奏や、マシャード氏が招いた日本に縁の深い二人の歌手、シベリ・コドーニョ、ケイシー・コスタ両氏の出演、パーカッションのカイト氏のソロ演奏など、盛りだくさんの1時間半となった。さらに、昨年度グラミー賞を受賞したボサノバの生き証人、ジョアン・ドナート氏がこのコンサートのため日本応援ソングを作曲し、矢崎さんとマシャード氏により初披露された。
 この日の収益は3110レアル。宮城県人会の代表者が壇上に上がり、マシャード氏と矢崎さんから手渡された。同会から宮城県に直接送る予定だ。
 「一番震災被害の大きかった宮城県に代表として送ったが、宮城だけではなく、すべての被災地への思いをこめた」という矢崎さん。コンサートを終え、「みなさんの、日本を応援したいという熱い思いを感じた」と感想を語るとともに、「応援してくれたすべての方に感謝すると共に被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。震災から立ち直った日本が今までよりもさらに素晴らしい国になると信じています」と言葉を寄せた。

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