ホーム | 日系社会ニュース | サンミゲル=恒例の民謡大会賑やかに=老若男女77人が熱唱

サンミゲル=恒例の民謡大会賑やかに=老若男女77人が熱唱

ニッケイ新聞 2011年5月3日付け

 日本民謡協会サンミゲル支部(森重きく支部長)は3月20日、同地文協会館で恒例の民謡愛好者大会を盛大に開催した。今年で17回目。愛好者の高齢化が進んでいるものの、参加者は好きな民謡を楽しく唄い一日を過ごした。
 大会は午前9時、花笠音頭の合同演奏と全員の合唱で開幕。今年は77人が出場し、寿年(80歳以上)、高年、青壮年、優勝者などのカテゴリに分かれて日頃の成果を披露した。
 子供の部(10から14歳)では出場者10人の全員がレジストロから参加。民謡を唄い、三味線を弾き、踊りも披露して大会を盛り上げた。
 当日は東日本大震災からの復興を願って1分間の黙祷を捧げたほか、会場で義捐金の募金も行なわれた。
 大会結果は次の通り。(順に1位から。敬称略。カッコ内は唄った民謡)。
 ▼寿年の部=堀洋子(稗つき節)、松浦アントニオ(黒田節)、植村美佐子(稗つき節)、▼高年A(74〜78歳)=高橋朝子(外山節)、浜田好香(日光山唄)、▼高年B(70〜73歳)=渡辺幸子(新庄節)、有熊茂(ゆり上げ大漁節)、▼青壮年=山口勉(生保内節)、小淵民雄(小諸馬子唄)、吉田千津子(シャンシャン馬道中唄)、▼子供=山田充(江差追分)、永田ナンシー、橋口ゆかり(北海盆唄)、▼優勝者A(86歳以上)=坂川オノフレ、高木元二(日光山唄)、大石よしえ(刈り干し切り唄)、▼優勝者B(79〜85歳)=谷口忠孝(日光山唄)、市木輝子(佐渡おけさ)、村本千代子(十勝馬唄)、▼優勝者B(74〜78歳)=太田信子(稗つき節)、会田郁子(日向木挽き唄)、▼優勝者D(36〜72歳)=海藤晶子(十勝馬唄)、依田茂子(外山節)、▼名人=久保時雄(お立ち酒)。

image_print