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東西南北

ニッケイ新聞 2011年5月4日付け

 2009年5月31日に墜落したリオ〜パリ間のエールフランス機447便のコックピット(操縦室)内の会話を記録したブラックボックスが見つかった。ブラジリア時間で2日18時50分に発見されたボイスレコーダーは、1日に発見されたフライトレコーダーから約10メートルの所で見つかり、同23時40分に船に引き上げられたという。ブラックボックスの解析には8〜10日を要するというが、飛行機の高度や速度、気圧などを記録したフライトレコーダーと操縦士同士や管制塔とのやり取りを記録したボイスレコーダーの二つが揃った事で、乗客・乗員228人の命を奪った事故原因の解明作業に弾みがつきそうだ。
     ◎
 暦の上では秋だが、3日朝、サンタカタリーナ州山間部のパパンドゥーヴァでは最低気温2度を記録。同州ウルビシでは体感温度がマイナス14度だったともいい、同州南部から南大河州北部では最低温度が軒並み2〜4度を記録した。空気が乾燥して風が強いのも両州共通で、所によっては時速80〜100キロの風も吹いたという。サンパウロ市などでも、寒さと乾燥のため、唇が荒れたり手足にひび割れが出来たりして、痛そうにしている人をみかけるが、不用意に息を吸い込むと喉の炎症を起こしたりするのもこんな時。煽られた埃が目に入った時は、こすらずに洗い流すなどの注意でトラブル回避を。

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