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自閉症児療養「青空学級」=第6回発表会を4日に=「日頃の特訓の成果見て」

ニッケイ新聞 2011年6月3日付け

 サンパウロ自閉症児療養「青空学級」(PIPA、佐々木憲輔代表)が、第6回目となる発表会を4日午前9時から、援協社会福祉センター(リベルダーデ区ファグンデス街121)の5階サロンで開催する。入場無料。
 「青空学級」は06年の開校以来、日本で行なわれていた精神安定剤を使わない生活療法をブラジルで初めて取り入れ、活動を続けてきた。CNPJ(全国法人登録番号)は、約1年半前に正式に取得している。
 現在は6〜13歳までの8人の児童が在籍し、3人の教師が指導している。当日は竹馬、キーボード、一輪車、計算、太鼓など、日頃の学習の成果をグループで披露する。
 案内に来社した佐々木代表、坂和三郎・援協副会長は、「大きな音にはとても敏感な児童達ですが、リズムに乗って太鼓を叩きます。ぜひ見に来て上げて下さい」と来場を呼びかけた。
 ブラジルでは自閉症の児童が多く、政府も対策に力を入れ始めており、認知度も高まっているという。
 当日は、州や市の関係者も見学に訪れる。問い合わせは同学級(11・2633・2356/エルザ)まで。

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