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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年7月2日付け

 松本剛明外相は日系団体代表との懇談会後、移民史料館を見学。日系人の歴史を振り返り、「本当に苦労してきたんですね」と感嘆の声を上げ、娯楽を紹介するコーナーでは相撲の軍配があることに驚いていた。来館者ノートには、「日伯両国の発展と、架け橋となっておられる日系の方々の活躍を祈念して」とのメッセージを書き記した。
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 長崎ちゃんぽん祭りに来場していた米須清則さん(71、沖縄)は「麺は良いが、味が少し薄いかな。あっさりして良いが、ちょっと物足りない感じ」とし、別の来場者は「海産物も一杯入っていると思ったが、小さなエビとイカがちょっと入っていただけ」との声も。川添会長は「長崎にも濃い目、薄味いろいろあるが、今の日本は薄味が主流。スープは牛と鳥など15種類で2日間に煮込んでいる自信作です」とのこと。予想外の行列ができてお客さんを待たせたことは「初めての場所であり、いろいろ改善すべき点があった。申し訳ないが、次回はもっと上手くできるはず」と平謝り。それだけ期待が大きかったことに嬉しい悲鳴か。
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 岡山県人会のフェイジョアーダ会では、初めて来場したという久保田忠さん(72、熊本)からは、「初めて来たが塩分が薄めで日本人向き。そのせいかリングイッサが多くて肉が少なめだが、もっと肉を奮発してもいいのでは」との意見も聞かれた。もしかしたら盛り方の問題で「たまたま」だったかもしれないが、それも含めて次回に向けた反省材料にいいかも。
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 第46回を迎えたコロニア芸能祭。熱心に演技を鑑賞する観客がいる一方、会場のざわつきが気になった。客席で空腹を満たす客、演技中に私語をする客。節度をわきまえず騒ぎ立てる日系人女性二人に記者が眉をひそめていたところ、片言の日本語が—。「ちょっと、うるさいです」。見れば、声の主はブロンドの非日系男性。移民103年を迎え、日系人が非日系人に日本語でしつけされる時代になったか。

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