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元JICAボランティア 宇野妙子さん=「安らぎ、届けたい」=〃古巣〃老ク連にふたたび

ニッケイ新聞 2011年7月16日付け

 「肌がつやつやしてるわね」「ご出身は?」。向かい合って座り、会話を楽しみながらクリームでマッサージを施すエステのようだ。
 「言葉と肌による触れ合いで心をほぐし、健康を高めるのが本来の目的」と話すのは、現在老ク連でボランティアとして健康指導を行なう宇野妙子さん(68、兵庫)=写真=。
 ご存知の方もいるかも知れない。05年から2年間、「元気が出る・笑顔が出る・若返る」をスローガンに、レクレーション指導を行った元JICAシニアボランティアだ。
 日本折り紙協会折紙講師、車椅子レク・ダンスインストラクラーなどの資格を持つ。同会傘下の団体を巡回し、体操や折紙、車椅子ダンスなどを指導した。
 「皆さんに本当に優しくしてもらった。日系社会には、今の日本にはない礼儀や人情がある。父の代を見るようだった」。
 任期が終了し、帰国した後もコロニアへのサウダーデは消えなかった。
 みんなに安らぎを届けたいー。「高齢者体力つくり支援士」など新たな資格も取得し、自費での再来伯を決意、13日から活動を始めている。
 「多くの人に体験してもらいたい」と勧めるのが、冒頭で紹介した女性高齢者を対象にした顔と手のマッサージ「ビューティーケア」だ。
 宇野さんによれば、マッサージに加え、思いやりある声かけや微笑みが「大切にされている」との思いを抱かせる。心が開かれ、希望が芽生えてくるという。
 「仕上げにお化粧をして、最後に鏡を見せてあげるの」。新しい自分の姿に、認知症の患者でも笑顔を取り戻すことがあるとか。
 「老ク連にきて頂ければ、15分程で体験できますよ。高齢者同士が気軽に楽しめるよう指導も行いたい」と、やる気を見せる。
 また、「ほっとケア」という手だけのマッサージもあり、こちらは男女不問だ。
 観光ビザによる限られた時間を最大限活かすため、来伯初日から早速活動をはじめた宇野さん、「私も高齢。でもこうして活動しているから元気なの」。若々しい笑顔が広がった。
 問い合わせは老ク連(11・3209・5935)まで。

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