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■訃報■中野秀敏

ニッケイ新聞 2011年7月19日付け

 リベイロン・ピーレス市の元副市長で「ナポレオン」の愛称で知られた中野秀敏さんが17日午後2時半ごろ、入院先のサンパウロ市クリニカス病院で肺炎のため亡くなった。享年76。
 数年前に大腸がんの手術後、今年胃への転移が発見され、再手術したばかりだった。
 サンパウロ州オウリーニョス市で生まれ、6歳でリ・ピーレス市に転居。同市議、市議会議長、副市長として、市の発展に努めるかたわら、同地日系団体の活動に尽力した。
 リ・ピーレス日伯文化協会、ブラジル将棋連盟、健康体操協会の役員も長く務めた。
 高浜虚子の句碑が市役所前にあることから、チラデンテスの休日で市制記念日である4月21日を市の「俳句の日」に制定する運動に尽力。今年19回目だった「全伯虚子忌俳句大会」の実行委員長を初回から務めた。
 葬儀は18日午後3時から同文協会館であった。初七日ミサは23日午後4時から、同市マトリス教会(Av. Sto. Andre, 100)で執り行われる。

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