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リベルダーデに専門店「Tea Station」オープン=舌に転がる不思議な感覚=台湾発タピオカドリンク

ニッケイ新聞 2011年8月6日付け

 ほんのり甘いミルクティーにつるりと口に滑り込むもっちりタピオカ。台湾発『タピオカドリンク』が、先月末リベルダーデに開店した専門店『Tea Station』(Rua da Gloria 283)で味わえる。
 こぢんまりとして明るい店内にはすでに中国、台湾系の若い世代や一度試そうと立ち寄るブラジル人で賑わっている。
 経営するのは、台湾系の店長、ジアナ・ペンギさん(24)とフェリペ・シェンさん(23)。フェリペさんが本場台湾で1年間、作り方を習得した。
 全ドリンクのベースとなる緑茶と紅茶は、台湾の農場まで出向き厳選。黒い真珠に似た「ポバ」と呼ばれるタピオカも台湾産で、餅に似た歯ごたえのある食感だ。
 台湾の定番で、開店早々人気の「シャ・ベルメーリョ・コンレイチ」はシンプルだが上質のミルクティー(500ml、7・25レアル)。
 ヤクルト、マンゴー入りと贅沢な「スペシャル・マンゴ・グリーンティー」はまろやかな味わい(9レ)。
 マラクジャ、ココ、レモンなど全て新鮮な果物を使用、現在13種類がメニューに並ぶ。
 「いずれは50種ほどに増やしたい」(フェリペさん)。
 どのドリンクでも75センタボでタピオカを加えることができ、砂糖の量も好みの甘さに調節してもらえる。
 保存料無添加の手作りアイスクリームもお勧め(1玉3レ、2玉5レ)。サイコロ状のマンジョカが贅沢に入ったマンジョカ味、濃厚でお腹も大満足なバナナ味、更にヨーグルト味を加えて3種の定番を揃える。
 ジアナさんは、「始めはお茶にヤクルトや果物を混ぜるなんて…と不思議がる客も多かったけど、みんな気に入ってくれます」と話している。
 毎日正午〜午後7時(日曜日のみ午後6時)まで営業している。問い合わせは同店(11・3271・4656)まで。

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