ホーム | コラム | オーリャ! | コラム オーリャ!

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2011年8月11日付け

 本紙面でも紹介した桜の研究家、岡村比都美さんは、「多くの人にとって〝桜″といえば思い出。でも思い出を語るばかりで、貴重な桜文化は継承されない」と語る。
 彼女の活動は徐々に知られ、日本航空から依頼され、花びらの甘煮をあんこに入れた『桜あんぱん』が、今春ファーストクラスで提供された。
 また、桜の保全活動が盛んなアメリカのシアトルでも、古めかしいイメージを「未来への夢ある桜」に変えて人々の関心を集めようと、飛行士山崎直子さんの希望で、花びらの塩漬けがスペースシャトルの機内食にも採用された。
 古き桜文化が新たなイメージをまとって生まれ変わりつつあるようだ。まだ桜を根付かせる段階にある当地。桜並木が出来る頃、人々が抱くイメージはどんなものだろう。植樹と共に、豊かな桜文化が創られていくことを願いたい。(阿)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 本紙への寄付者芳名2020年9月26日 本紙への寄付者芳名  ブラジル相撲連盟の赤木政敏(あかぎまさとし)相談役、エンポリオ古賀(ニッケイ新聞代理店)、大矢進貞さん(ゆきさだ)、おもいで酒場パブラオケ、林ヨシノブ・パウロさん、平延渉さん(ひらのぶわたる)、匿名希望の篤志家の皆さまより寄付をいただき、ありがとうございました。 […]
  • 《記者コラム》パンデミックは好機?! 一気に進む世代交代2020年9月22日 《記者コラム》パンデミックは好機?! 一気に進む世代交代  「戦後移民の時代」は訪れることなく、過ぎ去った。結果的に、それで良かったのかもしれない。アアダコウダ言わず、素直にそう考えた方が前向きか。30代、40代の若者らが中心になって実施され、実に手際よく広範な内容を含みつつ、コンパクトに凝縮された「文協統合フォーラム2020」( […]
  • ■訃報■本紙営業・阿部ヤエコさん2020年9月15日 ■訃報■本紙営業・阿部ヤエコさん  本紙営業部に長年勤務した阿部ヤエコさんが12日午前、サンパウロ市南部にある自宅で亡くなった。十二指腸癌の持病があり、当初は胆石治療のために入院した。12日にいったん退院した後、背中の痛みを覚えるなど急変。強い吐き気をもよおして息が詰まり、午後7時半頃に亡くなった。享年 […]
  • 手塚治虫の絶筆『グリンゴ』=ブラジル日系社会が遺作に(上)2020年9月4日 手塚治虫の絶筆『グリンゴ』=ブラジル日系社会が遺作に(上)  『火の鳥』『ブラック・ジャック』などの傑作を次々に発表し、存命中から“マンガの神様”と呼ばれていた天才漫画家・手塚治虫(1928―1989年)を知らない日本人は少ない。しかし、彼の未完の絶筆『グリンゴ』がブラジル日系社会をモデルにしていたことはあまり知られていない。 […]
  • 憩の園=二日間で3200食販売=食販売に予想外の大反響=感謝ライブで5時間半配信2020年8月25日 憩の園=二日間で3200食販売=食販売に予想外の大反響=感謝ライブで5時間半配信  「憩の園は、このコロナ災禍で多くの方に助けていただいた感謝の意味を込めて、このイベントを開催しましたが、まさかこんなに日本食が売れるとは思いませんでした。心の底から感謝しています」――日系高齢者福祉施設「憩の園」を運営する救済会の吉岡黎明会長は、そう深々と頭を下げて感 […]