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オザスコ文協=日本人会のよさ残したい=創立60周年式典盛大に=婦人会も40周年迎え=百周年講堂も堂々落成

ニッケイ新聞 2011年8月24日付け

 オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO、荒木進会長、会員600家族)は『同会創立60周年並びに婦人会創立40周年記念式典』を21日、同文協会館で開催、アルイジオ・ピニェイロ市議会議長、羽藤ジョージ州議、野村アウレリオ市議らも駆けつけ、約300人が節目を祝った。07年から建設が進んでいた文協新講堂の落成式もあった。荒木会長は挨拶で、「昔の日本人会の良さを残しながら、活動を発展させたい」と決意を新たにしていた。

 式典・祝賀会の会場となった新講堂は、08年の日本移民100周年を記念し、07年から建設されていた。450平方米で、既設の会館入口上部に増設する形で完成。
 建設費用の30万レアルは文協主催のバザーや運動会などの収益金のほか、オザスコ名誉市民で三重県津市在住の赤塚充良氏(77)の寄付などで賄われた。
 音響設備を完備しており、今後はカラオケ大会や日本語学校のお話会、食事会など会員の親睦活動に利用される。
 荒木会長らによるテープカットに続き、落成記念プレートと歴代会長の写真の除幕式もあった。
 式典の来賓として、ブラジル日本文化福祉協会の木多喜八郎会長、在聖日本国総領事館の成田強領事部長、ブラデスコ銀行の松本ミルトン氏らが出席し、祝辞を述べた。 また、同市と姉妹都市提携を結ぶ三重県津市からは、オザスコ名誉市民で赤塚植物園会長である赤塚充良氏が出席した。
 赤塚氏は40年前に県使節団の一員として来伯。以来毎年ブラジルを訪れ、蘭などの商用花卉生産に関する講演会を聖南西各地で行うなど普及に努めてきた。「自分の故郷のことの様に嬉しく思える。今でも皆で協力するという日本人らしさを大切にしていることは素晴らしい」と賛辞を送った。
 続いて、同氏をはじめオザスコ文協に対する長年の貢献が認められた会員9人に表彰プレートが授与された。
 婦人会の横手好子会長(74、二世)は「服飾の仕事の傍らでの活動参加だったけれど、婦人会の仲間のお陰で40年目を迎えることができました」と謝辞を述べた。
 午後からは会場を体育館に移し、昼食会・記念演芸会が行われた。
 約20年、陸上部に所属する古屋良三さん(78、山形)は、今年7月に会員とともに世界大会に出場した。「仲間がいるから、催しにはいつも参加しています」と笑顔で語った。
 荒木会長は賑わう会場を眺め、「年に何度もイベントを行う活発さがあって、新講堂が建設できた。スポーツ、イベントと更に新しい活動を興していきたい」と展望を明るく語った。
     ◎
 1951年、日本語教育と会員相互の親睦を目的に、有志27人による「オザスコ親睦会」(佐藤幸三会長)が発足。
 翌52年に青年会、女子青年会が発会、60年に統合され、オザスコ文化体育クラブ(ACEO)となる。
 61年から進んだ会館建設の過程で、両団体の合併が叫ばれるようになり、会館が完成した翌年の68年、現名称であるオザスコ日伯文化体育協会(ACEMBO)として新たに出発した。
 71年、婦人部が会員32人で発足。文化、教育、手芸、演芸などの活動の傍ら、慈善バザーなどで同文協を支えた。
 82年には3万平方米の土地が市から譲渡され、現在の会館や野球場を建設した。相撲、野球、陸上の活動が盛ん。(ACEMBO50年史「たいまつ」抜粋)

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