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ニッケイ新聞 2011年8月24日付け

 創立60周年を迎えたオザスコ日伯文化体育協会。荒木進会長によれば、今まではカラオケ大会を体育館で行っていた。収容人数は新設された講堂より多いものの、体育館の堅い壁にエコーが反響してしまい歌いづらかったとか。また、冬には冷たい隙間風が入るため、待ち時間が多いカラオケはご老体には少しきつい。気密性のある暖かい新講堂で大会が始まれば愛好者が更に増えそうだ。
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 スポーツが盛んなオザスコでは中高年を中心にシルバーバレーが人気を博している。発祥の地である福井県から、サンミゲルアルカンジョ市の福井村(ピニャール移住地)を通して8年前から普及。従来のバレーよりルールも簡単でコートも狭く、柔らかいボールで痛くない気軽さが好評の理由だ。現在は同文協に40人ほどの部員がいるとか。
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 創立50周年を昨年迎えたイタチーバ日伯文化協会は、5月に発行した記念誌『50年のあゆみ』(日ポ両語)の配布を行っている。まとまった資料がないため、編纂委員が何度も会員の家を訪ね、集めたという家族史も掲載。開拓移民である父母達の苦労を偲ぶ二世、三世の思いが表れており、打ち込み作業を行った鎌倉弘美委員も「パソコンの前で一人泣いた」とか。希望には送料のみで配布する。問合せは鎌倉(11・4538・3433)または岩野(4538・2874)まで。

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