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東西南北

ニッケイ新聞 2011年9月1日付け

 警察官に撃たれ苦しみ悶える強盗犯2人に軍警が暴言を吐く様子を撮ったビデオをフォーリャ紙が8月24日に公開したことは8月27日付本紙既報だが、テレビニュースなどでもかなり大きく扱われている。ビデオでは叔父の横に倒れて映っていたのはジエゴ・アフーダ・ラモス容疑者(20)で、彼の話によると、ビデオには数分の様子しか映っていないが、実際には40分間、軍警に顔を踏まれたりしながら救助を待っていたという。強盗被害に遭ったことがある人の中には、「これぐらい当然、犯罪なんかやるから」と言う人もいるが、犯罪を行ったとはいえ人間、人権は守らないといけないはずでは…。
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 サンパウロ市チエテ川で8月29日、ジャルジン・ジュサーラ区に住むコリンチアスのサポーター、ドウグラス・カリン・シルヴァさん(27)の遺体が発見されたが、友人の証言によってパルメイラスのサポーターから暴行を受けていたことが明らかになった。スタジアムでの乱闘が問題で観戦する人が減ったと報道された矢先の出来事だった。
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 エスタード紙サイトが行った調査によると、サンパウロ市で売られているバナナの値段が最近、ニューヨークで売られているものよりも高いという。他にも、マンガやパパイヤ、ココナッツまでもがニューヨークの方が安いと明らかにしている。

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