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民主党 藤村修衆議が官房長官に=日伯交流協会元理事長

ニッケイ新聞 2011年9月2日付け

 民主党衆議院議員で日本ブラジル交流協会(現ブラジル日本交流協会)の元理事長、藤村修前幹事長代理(大阪7区、当選6回)が、1日に発表された野田佳彦新首相の閣僚人事で官房長官に起用されることが明らかになった。
 93年に野田氏と共に衆院選に出馬し日本新党から初当選。野田グループを中心となって支え、外務副大臣、厚生労働副大臣を歴任した。
 ブラジルとの関係は深く、73年に設立した日本ブラジル青少年交流協会の常駐事務局員として勤務。89年から社団法人となった日本ブラジル交流協会では理事長を務め、日伯交流に尽力してきた。
 また、日伯議員連盟の事務局長を務めるなど訪伯は34回を数え、昨年12月には外務副大臣として来伯、日伯社会保障協定に調印した。
 親交の深い二宮正人ブラジル日本交流協会会長は「温厚で気配りの人。調整役の官房長官は適役では」と話し、「政界随一のブラジル通で信頼も大きい。更に忙しくなると思うが、日伯関係の緊密化を促進してほしい」と期待を込めて語った。

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