【ブラジル修養団連合会】祝辞＝日本国公益財団法人修養団　理事長　國分正明

ニッケイ新聞　２０１１年９月１０日付け

　本日、ブラジル修養団連合会「創立４０周年記念式典」に多くのご来賓、関係者および会員が出席し開催されますことを、心よりお慶び申し上げます。そして４０周年を迎えることができましたのも、長年にわたる多くの恩人・先輩のご尽力の賜物と、深く敬意と感謝を申し上げる次第です。
　ブラジル修養団連合会は、各地において少年少女講習会やリーダー研修会、講演会を開催し、１年間の参加者は１千人を超えます。さらに青年リーダーや講師を毎年日本に派遣し、その養成に努めています。これらの活動は、本日ご出席の皆様をはじめとして多くの団体・関係者のご理解ご協力をいただいており、この機会に改めて御礼を申し上げます。
　このような活動の実施は、修養団の「愛と汗」の精神、すなわち「すべての人と仲良く、助け合い、社会のために尽くしていこう」という願いを着実にブラジルの人たちの心に広げてきました。
　すでに日本人移民百周年がすぎ、日系人はブラジル社会に確固たる地位をしめております。その中でブラジル修養団連合会が、日系人の枠を超えて「愛と汗」の輪を広げ、ブラジルの人たちの心をつなぎ、思いやりのある家庭や地域を実現することで、さらに社会の発展に寄与することを願っております。
　皆様の一層のご支援ご協力をお願い申し上げるとともに、ますますのご健勝をお祈りし、祝辞といたします。