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在聖総領事館=「将来ブラジルに戻りたい」=高橋副領事、モザンビークへ

ニッケイ新聞 2011年9月24日付け

 在聖日本国総領事館広報・文化班の高橋祐亮副領事(30、北海道)が9月1日付けで離任することを受け、挨拶のため20日に来社した。
 ポ語研修のためブラジル大使館の外交官補として07年に初来伯。09年から聖総領事館の副領事として、文化事業の企画に携わった。
 「領事館共催事業として、初めて実現したカンポグランデでの日本週間が思い出深い」と話す。
 各地方の多くの催しにも足を運んだ。「伝統芸能から漫画・アニメと日本文化の広がりを肌で感じました」。
 4年間の生活を振り返り、「本当に住みやすい国。食物が美味しいのも、親日家が多いのも移民の皆さんのお陰。将来的にはブラジルへ戻りたい」と心境を語った。
 10月初旬には、モザンビーク日本国大使館に赴任、三等書記官として政治・経済を担当する。今後の目標に、セラード開発の技術をモザンビークで生かす「日伯モ三角協力」を進めることを挙げ、「サバンナの多い同地を農地に変える手助けを通し、食糧の安定確保に貢献したい」と意気込みを見せた。

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