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ベレン=沼田総領事の着任を歓迎=異例の2度目、期待大きく

ニッケイ新聞 2011年10月7日付け

 【パラー州ベレン市発】汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)、アマゾニア日伯援護協会(及川定一会長)、パラー日系商工会議所(山田フェルナンド会頭)の日系3団体は9月28日午後7時から市内のレストラン「博多」で、9月2日に着任した沼田幸雄総領事(59、東京)の着任レセプションを開いた。日系コロニアの各団体関係者が一堂に集まり、沼田総領事の着任を歓迎した。
 沼田総領事は、着任早々4日には日伯協会・日伯援護協会共催の敬老会に、また16日と17日には日伯協会主催の日本週間に出席するなど日系社会との交流を深めている。
 沼田総領事は52年生まれ。72年に外務省語学研修員採用試験合格、75年に東京外語大のポ語・ブラジル学科卒業、75年4月に外務省入省、07年に国際協力局無償資金・技術協力課企画官、09年に国際協力開発協力総括課企画官兼国別開発協力第一課を経て今年9月、在ベレン日本国総領事として着任した。
 沼田総領事は33年前の78年から80年までベレン総領事館に勤務していた。再度の着任は例のないことで旧友も多いことから、「州政府や市政府との関係もより深まるのでは」と日系社会は期待している。(下小薗昭仁パラー通信員)

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