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玉川学園=松柏・大志万学院と交流=高校生3人が見聞広め=「ブラジルの良さ見つけたい」

ニッケイ新聞 2011年10月18日付け

 玉川学園(東京都町田市)から、松柏学園・大志万学院と約2カ月半の交流を行なうため先月30日、交流使節団が来伯した。同学園国際交流センター長の榑松史人さん、松本江里子(17、神奈川)、遠藤愛美(17、宮城)、利根川護さん(18、神奈川)が先日、表敬訪問のため来社した。

 1978年から同学院が訪日研修の一環として、玉川学園への1日訪問を開始。同学園は15カ国と提携し、日系社会の日本語教育のサポートも行なうことから、国際交流センターが6年前の設立を機に、双方向での交流が始まった。
 榑松さんは、6年前に同学院で実施された、生徒らによるお話大会の審査員として来伯した際、「躾が行き届いているという強烈な印象を受けた。生徒を派遣する価値が大いにあると思った」と振り返る。
 78年の初回は試験的に10人を派遣し10日間滞在、生徒らは「日本人の良さを発見した」「礼儀や日本語をもっと大切にしたい」など多くの収穫を持ち帰った。
 今回の高校3年生限定の長期研修のほか、他学年も参加できる、夏休みを利用した10日間程度の短期研修を実施する。
 日本人としての自分を意識させることもねらいの一つ。「日本の中でぬくぬくと過ごせば、世界の市場に進出する韓国や中国を見ても危機感すら感じなくなる。この状況を教育で変えていかなければ」と事業の必要性を語る。
 生徒らは一週間ごとにホームステイ先を替えながら様々な家庭生活を体験し、学校では英語やポ語、音楽や美術などの授業に参加する。
 松本さんは、「落書きやゴミが多いけど、人が温かくて明るい国だし、学校では皆礼儀正しい。ブラジルの良さをもっと見つけたい」と笑顔。
 ホームステイ先で意思疎通に苦労しているという遠藤さんは、「知らない人でも日本人と分かると日本語で挨拶し、輪に入れてくれる。早くポルトガル語を覚えて親しい友達を作りたい」と意気込みを見せた。
 利根川さんは、「真夜中でも食事や娯楽で賑やかに過ごしているので驚いた。学校でも先生と生徒の距離が近くて授業に活気がある」と印象を語った。
 3人は授業のほか、イグアスやリオも訪れる予定だ。

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