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亜国=文化普及に茶室を寄贈=トヨタがパレルモ公園に

ニッケイ新聞 2011年12月3日付け

 【らぷらた報知11月24日】既報、パレルモの日本庭園内で「Casa de Te’ Toyota」の落成式が、去る18日に行われたが、石田仁宏大使、マウリシオ・マクリ・ブエノスアイレス市市長、トヨタ・アルヘンティナ社首脳部、亜日文化財団関係者たちの出席があった。
 まず、伝統的な茶を点てる作法が有水恵美子師匠によってすすめられた。茶の湯の小座敷は、東京の島根家によって亜日文化財団へ寄贈されたもので、それを囲む数奇屋風の建物はミシオネス産の選び抜かれた木材が使われている。
 ダニエル・エレーロ・トヨタ社社長は「今日落成式を挙げる茶室の建築に加わることができたことは、わが社にとって大きな誇り。これによって、日本庭園を訪れる人たちへ悟りと自然への敬意を表す、日本文化の伝統的な儀式の一つを味わい、知らせることができる」、と挨拶した。
 つづいて高坂和憲・亜日文化財団理事長は、「この茶室は調和と安らぎのシンボル。この完成によってわが日本庭園は、茶亭として体裁を整えることになる。さらに日本文化の普及を続けていきたい」、と強調した。
 茶室は二つの和室から成り、日本の伝統的な木造建築技法によって出来上がり、ほとんどが1本の木曾杉の木材が用いられる。
 古くから茶の湯は、そのために作られた茶室で行われるが、小さな入り口から入り、参加者の身分、肩書をはずした平等な心の結びつきに重きが置かれる。そして、景色が目に映る窓はなく、必要な明り取りだけがあり、茶の湯の小道具、作法だけに気持ちが集中するような仕組みになっている。
 さらに内部は、床の間が部屋の焦点を一箇所にまとめる聖なる場所で、畳の数の変化で茶室の大きさが決まり、襖、障子がある。

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