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広島大学=学術交流に向け、体制作り=岡本副学長らが来伯

ニッケイ新聞 2011年12月6日付け

 国立広島大学(東広島市)がブラジル校友会の設立会合、ならびにライフサイエンス分野の新技術説明会を開くにあたり、同大の岡本哲冶副学長(56、徳島)、国際センター国際交流グループリーダーの下田修二氏(52、広島)、平野裕次主査(40、長崎)が30日に来伯した。
 同大では海外在住の卒業生や元留学生らとの連携を強化することで国際的なネットワークの構築を図っており、その一環としてブラジルにも校友会を設立する運びとなった。
 一昨年、サンパウロ市の広島文化センター内に広島大学のサンパウロ事務所を開設し、サンパウロ総合大学(USP)と学術交流協定を締結している。
 現在同大では海外127の大学と大学間で、130の大学と学部間等で学術協定を締結している。大学同士の提携としては南米ではUSPが初めて。
 3人は今回の滞在中、在聖総領事館、東山農場、USP日本文化研究所などを訪問予定。岡本副学長は「実際に学生の往来が始まればずっと交流は幅広くなるはず。そのための下地を作れれば」と話していた。

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