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人文研年表増補版を刊行=デカセギ、百周年を網羅

ニッケイ新聞 2011年12月16日付け

 サンパウロ人文科学研究所(鈴木正威所長)は「ブラジル日本移民・日系社会史年表(増補版1996〜2010年)」(256頁)の刊行祝賀会を13日午後、文協ビル内で行い、約30人が集まって編纂作業をねぎらい祝った。
 ニッケイ新聞元編集局社会部長・神田大民さんを専任編集委員に、やはり邦字紙記者経験のある大久保純子さん、深沢雅子さんを常任編集委員として、1月から10月まで編纂作業が進められ、脇坂勝則、宮尾進、鈴木正威、田中慎二4氏が適時、監修を行った。
 宮尾顧問はあいさつで「若い研究者が書いたポ語論文を読む機会があるが、基本的な事実関係を知らないで書いていると感じる。この年表をぜひポ語に翻訳して、若い研究者が使えるようにできたらと思っている」との期待をのべた。
 今回の年表は3冊目で、96年以降の15年分だけをまとめた。神田さんは「この15年間は、日系社会の5人に一人が日本就労していたかつてない時代。日本の研究者にも分かるような言葉遣いに気をつけた」などとあいさつした。日伯両国のデカセギ関連事例はもちろん、百周年行事も網羅されている。
 大久保さんは「充実した10カ月が過ごせた。たくさんの亡くなられた方のお名前が掲載でき、感慨深い。またいつの日にか次の増補改訂版が作られることを期待する」と語った。
 人文研で40レアルにて販売中。問い合わせは同研究所(午後のみ=11・3277・8616、contato@cenb.org.br)まで。

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