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新年の挨拶=駐ブラジル日本国大使=三輪 昭

新年特集号

ニッケイ新聞 2012年1月1日付け

 明けましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 昨年3月11日に発生した東日本大震災に際しては、ブラジルからはルセーフ大統領をはじめ連邦政府だけではなく、多くの国民の方々、とりわけ日系社会の皆様から温かい言葉や支援を頂戴致しました。改めて御礼申し上げます。
 震災の発生から10カ月が経ちつつある今日、お陰様で日本も悲しみを乗り越え、一丸となって復旧・復興に向かっております。被災地のインフラも急速に立ち直り、水道、通信、道路、鉄道については、既に95%以上の復旧率を達成することができました。
 東京電力福島第一原発についても、事故のあった原子炉は冷温状態を安定的に保っており、原子炉からの放射性物質の放出もコントロールされています。また、日本企業だけでなく、ブラジルを含む海外の産業にも影響を与えたサプライチェーンもほぼ完全に回復し、昨年7〜9月期のGDPは、前期と比べ、年率換算では6・0%の高い伸び率となりました。
 本年は日本が力強く生まれ変わる新たな飛躍の年になることを期待しております。
 ブラジルとの関係においては、昨年、大規模投資や企業進出も相次ぎ、経済分野における投資、人的交流も大きく拡大しております。
 日伯外相の相互訪問の結果、11月には商用目的のための短期数次査証に関する覚書が署名され、社会保障協定も本年3月には発効する見込みとなり、日伯経済を更に後押しする枠組も整いつつあります。
 また、本年は6月に「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」の開催を控え、日本の官民双方からのブラジルに対する注目は高まっています。こういった意味で、日ブラジル関係にとって今年は非常に大事な年といえます。
 100年以上にも渡り築き上げられた信頼関係を基盤に、今後は政治・経済面だけではなく、環境、科学技術、文化、教育等の幅広い面で緊密化をはかるべく、私としても努力していく所存です。
 最後に、本年の皆様の益々のご健勝、ご活躍を祈念申し上げ、私の新年の挨拶とさせて頂きます。

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