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裏千家初釜新年会=230人が点前を楽しむ=60周年に向け気持ち新た

ニッケイ新聞 2012年1月19日付け

 茶道裏千家ブラジルセンター(林宗慶代表)主催の『初釜・新年会』が15日、聖市のインターコンチネンタルホテルで華やかに開催され、日系団体代表や会員ら約230人が出席した。今年で58回目。
 午前10時半頃から、金の屏風と「一」と毛筆で書かれた掛け軸を正面に据えた特設の茶の間で手前が始まり、訪れた人々は順番に振舞われた茶と菓子を楽しんだ。
 宗慶代表の点前が始まると、参加者はカメラを手に舞台前に集まり、神妙な面持ちで作法を見つめた。
 来賓として出席した在聖総領事館の小林雅彦首席領事は「茶道は世界で愛されており、海外にいると日本文化の良さを再確認する。日伯関係を強化させるために文化交流は最も重要」などと日ポ両語で挨拶した。
 木多喜八郎文協会長のあいさつの後、同センターのエリソン・トンプソン・デ・リマ・ジュニオール副会長が昨年度の事業報告を行った。「今年は辰年。ブラジル裏千家を今以上に発展させる気持ちで、60周年を迎える2014年までに互いの心を鍛えられるように頑張りたい」と日本語でのべた。
 その後、菊地義治援協会長が乾杯の音頭を取り、参加者らは振舞われた食事に舌鼓を打った。
 福引で盛り上がった後は、国内外で公演を行う民族音楽グループ「マワカ」が鉄琴、フルート、アコーディオン、タンバリンなどで沖縄や北部のブラジル音楽を披露した。
 マワカに日本の音楽を伝えた琴演奏者の北原民江さんが加わり、「さくら」「ソーラン節」などを演奏。終盤は手拍子も加わり、アンコールも2曲披露されるなど大いに盛り上がった。
 約30年前に高齢者の初心者向け教室に通い始め、現在も続ける坂野蘭子さん(80、熊本)は「毎年初釜は賑やかで嬉しい。お点前をしていると心が落ち着きます」と笑顔を見せた。

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