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「世界に貢献する宗教」=生長の家立教記念日祝う=キリスト教に影響広まる

ニッケイ新聞 2012年3月7日付け

 生長の家ブラジル伝道本部(村上真理枝理事長)は4日午前、第83回立教記念日祝賀式をサンパウロ市ジャバクアラ区の本部大講堂で行い、約800人が集まって祝った。
 1日に日本で行われた立教大祭に参加し、当日早朝に帰伯したばかりの村上理事長は開会のあいさつで、刊行されたばかりの谷口雅宣総裁の著書『次世代への決断』(日本教文社、副題「宗教が〃脱原発〃を決めた理由」)を紹介した。「原発をやめる決断を著した歴史的な著作」と説明し、総裁に許可をもらって「ポ語版の出版が決まった」と喜びの表情を浮かべて報告した。
 体験発表では、キリスト教徒に生まれたカチ・ヴァネッサ・ダ・シルバ・ガマさんは家庭崩壊して生長の家の教えに出会って救われた経験を、玉井貞夫さんも病気から救われた話を披露した。続いて二重光輪賞、光輪賞(原田ちよこマリアさん)、感謝状(故畑中清美さん、韮沢邦子さん)が授与された。
 1月に日本で講師試験を受けて合格したばかりのアルベルト・ダ・シルバさんが記念講演をした。同伝道本部で非日系としては初の青年会長に就任した人物だ。「毎日テレビで生長の家の番組が放送されているのは、世界でブラジルだけ」と語ると会場から大きな拍手が送られた。
 「ボクが辛い子供時代を送っていた頃、生長の家の講師から『お前は〃神の子〃だ』と言われ涙を止まらなかった。20年前まではカトリック教会でも福音教会でも〃神の子〃といえばキリストのことだったが、生長の家で人間自体がそうだと言い続けてきた成果が現れ、今ではどこの教団でも言うようになったのはとても感動的だ。生長の家はこのように世界に貢献している」と胸を張りながら語った。
 最後に村上理事長、向井芳夫ラ米教化総長らによって記念のボーロにナイフが入れられた。
 参加者の一人、辺原(へんばら)美枝子さん(69、二世)=サンベルナルド在住=は「アルベルト講師の話が素晴らしかった。確かに、ご先祖様をお祀りする初七日ミサなども、かつてカトリックなどはやらなかったが、今では熱心になってきた。やはり日本の宗教の影響ではないかと思う」と頷いた。
 『円環』紙の松原昭美編集部長も、「北米などと違って、ブラジルはとても懐が深い国。だからそのような影響を受け入れたのでは」との考えをのべた。
 12日にはサンパウロ州議会でも「生長の家の日」を祝うセレモニーが行われるという。

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