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ボリビア=口蹄疫が大流行

ニッケイ新聞 2012年3月9日付け

 【ABJ通信2月号】(EL DEBER1月4日)隣国パラグアイで再び牛の口蹄疫が大流行している。パラグアイではボリビア同様、国を挙げての予防接種を実施しているが、2002年10月に、口蹄疫が発症して以来、03年7月、11年9月と続いて発症が確認され、今回の発症で、4回目となる。
 パラグアイでの口蹄疫の再三にわたる発症は、パラグアイ国内の畜産農家にも心配事であろうが、隣国のブラジルやボリビアでも非常に不安で大きな心配事である。ボリビアも国境はあるが陸続きであり、口蹄疫のウイルスは空気感染するため、必ずしも国境の道路線上から伝染するとは限らないことから、ボリビア国内での発生が予想される。
 肝心なのは牛への口蹄疫の予防注射を確実に実施しておくことである。ボリビアでは日本と違い、口蹄疫で牛が死んだからといって国が賠償することはまずない。

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