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文協・日本館=雛祭りで日本文化体験=池修繕にサンスイが協力

ニッケイ新聞 2012年4月3日付け

 日本ブラジル文化福祉協会(木多喜八郎会長)が24、25の両日、サンパウロ市イビラプエラ公園内の日本館で『第7回雛祭り』を開催し、両日で約560人が訪れた。
 同館は12月、サンスイ社が防水シートを寄贈、また鯉を一時保管するタンクを貸し出したことで、老朽化が進んでいた池の修繕を行なった。初日の開会式では大田レオ館長から「当館の大事な財産である鯉の池を、サンスイ社の協力を得て修繕できた」と同社に感謝が示された。
 続いて木多会長、同社の平崎靖之社長補佐や在聖総領事館の大部栄子総領事夫人ら来賓らと共に、記念プレートの序幕が行なわれた。
 親子連れや公園を訪れた若者たちが立ち寄り、風呂敷やあや取りワークショップ、巽ミリアンさんらによる押し花の栞作り教室を楽しんだ。
 雛壇や神輿、焼き物、屏風、同総領事館所蔵の日本人形や内掛けも展示され、春山クリスチアーニさん(39、二世)は「こうして日本文化を普及してもらえれば、子供にも伝えることができる」と話し、アナ・ルイザ・ホワルドさん(49)は「昔日系人の多い地域に住んでいたけど、今まで知らなかったことが沢山分かった」と喜んでいた。

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