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丸山ナツさん問題が手打ち=徳永さんが援協幹部と面談=菊地会長「最善尽くす」

ニッケイ新聞 2012年4月11日付け

 スザノ・イペランジャホームに入居していた丸山ナツさんが、足の壊疽を原因として死亡した件で、娘の徳永典子さん、ホームを経営する援協の菊地義治会長、坂和三郎副会長、足立操事務局長の四者の面談が10日午前、本部会長室であった。
 まず徳永さんは「ぜひ見てもらいたかった」と黒くなったナツさんの足の写真を出し、「こういう状態まで放置されていた。身内としてこれを見るのは辛かった」と説明した。
 ナツさんの元気な頃の写真、イヴァン医師が処方したという痛風の薬の処方箋、モジの医師の診断書なども持参した。本紙連載記事を手に、医師や看護婦、根塚弘ホーム長の発言などで自身が腑に落ちない、納得のいかない点を訴えた。
 また、同ホームに家族を入居させていた徳永さんの知人が、その家族を病院に連れて行って2日後に亡くなったという話も聞くとし、「(ホームでは)死ぬ前になってから病院に連れて行くという噂もある」と続けた。
 また徳永さんは、ナツさんが入院以後、正看護婦と事務局職員が休暇に入りホームと連絡が取れる状態ではなかったことも訴えた。
 説明を聞いた三氏は徳永さんの一つひとつの訴えに対して明確な返答はせず、診断書を手渡された菊地会長は「我々は専門的なことはわからない」とした。さらに「(入居者を)大事にお世話するのが当然。高齢者が様々な病気を持っていることを前提として、それをきちんと把握して対応していく必要がある」とした上で、徳永さんが疑問を抱く根塚ホーム長の対応については「不手際があった。この件を次に生かし、二度と同じことが起こらないように最善を尽くしていく」と謝罪した。
 徳永さんは「それが望み。ぜひそうしてほしい」と頷いた。最後に「ホームそのものはとてもよかった。自分も楽しく過ごさせてもらった」と涙をにじませ、菊地会長は「お母さんを弔ってほしい。貴重な話で勉強になった」と締めくくった。

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