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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年5月1日付け

 ふるさと巡りで訪れたオランダ移民子孫による移住地で、オランダ出身の一世と話をしたことが印象に残っている。
 彼の子供や孫はオランダ語をほとんど話せないというが、そのこと自体には何の危機感も抱いておらず、むしろ当然のことのように話していた。
 「オランダ語の勉強を強いた時代は一度もない。移住とはそういうものでしょう」という彼の言葉に、同じ移民ながら日本移民との歴然とした違いを感じざるを得なかった。
 移住地設立から50年以上経つが、常にオランダ人子孫が大半だったという点は日系移住地とも似ている。ブラジル社会と融合しながらも、移民の子孫同士の絆も強いというあり方に、なぜか好ましいものを感じた。
 比べてどちらが優れているという話ではないが、日本移民について考える一つの材料にはなったと思う。(詩)

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