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聖南西教育委員会=「友達たくさんできた」=デイキャンプに7校90人

ニッケイ新聞 2012年5月18日付け

 聖南西教育研究会(福沢かずおき一興会長)主催の「低学年デイキャンプ」が今月5日、サンミゲル・アルカンジョ文化体育協会会館、グランドで開催され、聖南西地区にある日本語学校の9〜12歳の生徒が1日スポーツやゲームなどを楽しんだ。
 「日本語を学ぶだけではなく、他の学校の生徒と交流を図り、さまざまな経験をして楽しい思い出を作り、人として成長する機会を与えることも日本語学校の大切な役割」という同会の理念のもと、2004年に企画・実施され、今年で8回目。
 コロニア・ピニャール、レジストロ、イビウーナ、ピラール・ド・スール、サンミゲル・アルカンジョ、カッポン・ボニート、ソロカーバの各日本語学校から90人の生徒、23人の教師が参加した。進行は時おりポ語通訳を交えながら、日本語で行われた。
 午前9時半からの開会式で、サンミゲル・アルカンジョ文協の小田原和男会長は「日本語学校に通う生徒がこうして集まるのは大変よいこと。今日一日いっぱい遊んで、いっぱい友達を作ってください」と挨拶した。
 最初に準備体操としてユニークなフォークダンスを踊り、次に「仲間集め」や「ボールおくり」などのミニゲームを行うと生徒の緊張もほぐれ、賑やかな笑い声や歓声が会館に響き渡った。
 グラウンドに移動し8つのチームに分かれてボールや棒、フラフープなどを用いたさまざまなゲームが行われた。ゲームの順位が発表されるたびに一位になったチームからは歓声が上がり、各チームについた教師も本気になって応援、盛り上がりを見せた。
 終了後はサンミゲル・アルカンジョ日本語学校の父母会が用意したおやつを食べながら談笑する生徒達や、「友達がたくさんできた」とその名前を先生に嬉しそうに教える生徒の姿があった。

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