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ピエダーデ=秋の恵み、柿祭りを盛大に=晴天に恵まれ、来場5万人=今年から州の公式行事に

ニッケイ新聞 2012年5月22日付け

 ピエダーデ文化体育協会(石原哲朗会長、会員約190家族)主催の「第12回ピエダーデ富有柿祭り」が18〜20日までの3日間、同地会館を中心とした会場で開かれた。同市の市制172年記念公式行事として実施され、同市とピエダーデ柿生産者協会(以下、生産者協会)が後援した。今年からは州の公式行事に認められた。連日爽やかな晴天に恵まれた期間中は、例年と同じく大きく色鮮やかに実った秋の恵み「富有柿」に魅せられ、約5万人(主催者発表)が来場する賑わいを見せた。

 初日午後に文協会館前であった開会式には石原会長、ジェレミアス・リベイロ・ピント市長、アジルソン・カスターニャ市議会議長、在聖総領事館の成田強領事部長、与儀昭雄・援協副会長、生産者協会の浜口アレシオ会長ほか同市議ら、スポンサーのブラジル銀行支店長、地元警察関係者ら多くの来賓が駆けつけた。
 石原会長(67、二世)によれば、同地の富有柿栽培は50年代にさかのぼり、新たな技術導入や改良を経て現在は大きさ、味とともに国内で最高品質の富有柿を生産している。
 出席者やスポンサーの協力に謝意をあらわした石原会長は「我々の生産物や加工品、文化を普及することが目的。ぜひ楽しんでもらいたい」とあいさつした。また、今年から州の公式行事として認定されたこともあわせて報告した。
 ジェレミアス市長は「日本は世界に例を示す国。文協の素晴らしい働きに感謝したい」と強調。同市では160種以上の農産物を生産していることが誇りだとし、「強い農業が特徴。生産者の協力で経済が活性化され、市民が恩恵を受けている」とのべ、祭りの開催を祝した。
 その後テープカットが行われ、来賓らはピエダーデや近郊から集められた柿や野菜、果物、花などの展示会場を視察した。
 土曜日から本格的に始まった直売所では、エスペシアル、A、B、Cの4つのランク別に柿が販売され、富有柿だけで3千箱以上を売り尽くす盛況ぶりだった。
 ソロカーバから友人と訪れたという原口幾代さん(80、鹿児島)は直売所で味見をしながら、「柿はここが一番おいしいですね」と笑顔を見せていた。
 婦人部が販売した多種加工品や青年部による柿パステル、柿ジュースなども人気を集め、野外特設会場では連日有名歌手のショーも行われ、祭りを盛り上げた。


品評会=ミレーナさんが2度目の優勝=「手間かかるが、子供みたい」

 生産者協会が行う恒例の柿品評会には、今年は13家族42人が出品した。優勝したのはピエダーデ在住のミレーナ・ハシュー・モレーノさん(70)。ピエダーデで富有柿栽培を始めて9年になる。08年に引き続き、2度目の優勝を勝ち取った。
 ミレーナさんは「手間はかかるけど、自分の子供のように1年かけて柿を育てるのが楽しい。毎年学ぶことがあります」と嬉しそうに語った。

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