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小説の新連載について=杉本有朋著「ガリンペイロ体験記」が本日からスタート

ニッケイ新聞 2012年5月23日付け

 本紙6面で掲載していた連載小説「民族の苦悩」(第2部、酒井繁一著)が22日付けで終了、本日から「ガリンペイロ体験記」(杉本有朋著)の連載をスタートします。
 著者の杉本氏(故人)が1980年代にブラジル最大の金鉱だったパラー州セーラ・ペラーダで6年間、ガリンペイロとして採掘に携わった経験を元に「近代文藝社」(東京)から発行、11年度「にっけい文芸賞」を受賞した作品です。
 セーラ・ペラーダでの生活を体験した日本人は少なく、日本語で書かれたものとしては唯一と思われることから大変貴重な記録ともいえます。
 パラナ州ロンドリーナで財をなした戦後移民が50歳で家族と離れ、一攫千金を夢見るブラジル人たちと過ごした毎日がユーモアを交えて描かれます。ご期待ください。
 なお、同書は60レアルで販売しています。ご希望の方は本紙編集部(11・3208・3977/担当・レジーナ)まで。

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