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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年5月24日付け

 ユタテレコード主催の「ユタテゴールデンショー」は今年で5回目を迎えるが、イベント開始以来時間厳守を徹底している。松岡伸雄取締役の「日本人がやるからには」との台詞には、日本人としての誇りが感じられた。
 ショーでは準備に携わるブラジル人が時計を合わせるほどの徹底ぶりで、工夫を凝らしたオープニング見たさに客は10分前入場、演技中の私語もないという。
 こうした姿勢は日本が基礎教育で最も重視する点であり、日本文化を伝える上では欠かせない要素だと思う。しかし同様の配慮をしている文化芸能イベントはまだ少ないようだ。
 主催者らが益々日系人に入れ替わる今日、文化芸能と共に日本的精神の継承にも更に重き、イベントを続けていくことが必要なのではないだろうか。(阿)

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