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ブラジル國誠流詩吟会=日本から家元迎え発表会=6月10日

ニッケイ新聞 2012年6月5日付け

 ブラジル國誠流詩吟会(作本國登会長)は来月10日午後3時から、リベルダーデ区の「ホテル銀座」(Rua Galvao Bueno, 700)で、日本の本家本元「日本國誠流詩吟連盟」の二代目宗家・荒國誠(あら・こくせい)氏を迎えた発表会を開く。入場無料。
 第二次大戦勃発後の1942年、米国ロサンゼルス近郊のマンザナー日系人強制収容所で、初代宗家の荒國誠氏が収容所内の人々を励ますために詩吟を教え始めたのが同流派の始まり。
 今年で創立70年を迎え、日本に20支部、米国、カナダ、ブラジルなど計70支部ある。米国では毎年発表会が開かれるなど活動が活発。500人以上にのぼる海外の会員が日々吟道の研鑽に励んでいる。
 案内のため来社した作本会長、副会長の松酒國揚さんは「國誠流は強い吟が特徴。詩が意味する情景を頭に浮かべながら聞くと面白い」と魅力を語る。
 ブラジル支部の会員は一世を中心に約20人。今年は設立40周年を迎える。宗家の来伯は3度目で「直々に指導を受けられるので皆張り切っている。宗家の詩吟は素晴らしいのでぜひ聞きに来て」と呼びかけた。
 また同会では随時入会も受け付けており、毎週火曜日の午前と午後、リベルダーデ区のカルロス・ゴメス広場(Praca Carlos Gomes, 67)で練習を行っている。
 問い合わせは作本会長(11・3209・8995/11・9637・4817)まで。

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