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日本発ブランドJCB=聖市に南米初の拠点設立=12カ国で加盟店網拡大

ニッケイ新聞 2012年7月12日付け

 唯一の日本発国際クレジットカードブランドJCB(東京都、1961年設立)の子会社・株式会社JCBインターナショナル(JCBI)が今年3月、ブラジルに現地法人「International do Brasil Representacao Comercial Ltda.」を設立、矢沢直崇さん(38、大阪)が社長に就任し、7月1日から業務を開始した。
 10日に聖市でイナウグラソンが開かれ、イタウ、バンコ・ド・ブラジルなど銀行関係者や日系団体の代表者ら約70人が参加した。南米初、そして同社24カ所目の海外拠点として12カ国を対象に、現地のビジネスパートナーと提携しながら会員基盤や加盟店網の拡大を図る。
 同社がグローバル展開を開始したのは81年。日本国内外350社以上の金融機関と提携、2225万店以上と加盟店契約し、現在190カ国・地域で7746万人の会員がカードを利用する。カード発行国・地域は16。
 85年に南米進出し、97年にはCielo(前VisaNet Brazil)と提携を始めた。昨年初頭からCielo加盟店100万店以上でJCBカードが利用できるようになった。現在、更なる周知を図るため、加盟店へのJCBロゴの掲示作業を進めている。
 南米諸国は経済成長率が高く、日本からのビジネス渡航者も多い。さらに伯国はワールドカップやオリンピックを控え観光客の増加が見込めることから、同社は有望な市場とみている。すでにアルゼンチン、ウルグアイ、ペルーの3カ国全地域でもカードが利用可能だ。
 始めにJCBIの今田公久副社長が挨拶に立ち、「パートナーの声に真摯に耳を傾け、それぞれのニーズに合わせて対応するフレキシビリティとコラボレーションを武器に、今後2年以内にJCBブランドカードの発行を開始したい」と次の目標を掲げると共に、Cielo社に感謝の意を述べ、同社のエドアルド・シェディデ上級副社長に記念プレートを贈った。
 矢沢社長は「私が住んでいた頃に比べ、南米は急速に経済発展している。従来からのビジネスパートナーとの関係をさらに強化し、新たなパートナーとも提携することで、今後加盟店網の更なる拡大を図る」と意気込みを語った。
 東京、北米からもJCBI役員が応援に駆けつけており、東京の間下公照・欧米営業Ⅱ部長(39、福島)は「これから、南米に出張に行かれる方にも告知を始める。こちらでカードが発行されるようになれば、ブラジルに合った特典やサービスも展開していく」と今後の展望を語った。

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