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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年7月28日付け

 先日体調を崩し、ポ語を話す同伴者に付き添われ病院に行った時のこと。非日系の医師に対し、拙い言葉ながら当地で研修していることを告げると、医師はコラム子ではなく同伴者に向け、「彼は十分なポ語が話せないけれど、一体どんな研修をしているの?」と尋ねた。
 一瞬腹が立ったが、どう見ても駐在員には見えない、満足に現地語を話せない若者を目の前にして、自然と湧いてくる疑問だったのかもしれないと思い直した。
 他の国に目を向けた時、日本語しか話せない日本人が研修できる場所は世界にどれ程あるのか。それを思えば、邦字紙とその取材先であるコロニアの存在の有難みを改めて実感させられる。
 地理的に最も離れた地に邦字紙を購読する読者が何千、何万といる。その環境に自分がいる意味を常に考えながら取材に臨もうと思った。(酒)

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