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在伯日本大使館=西島章次公使が交通事故死=同乗の福地由花さんも…=休暇からの帰路の悲劇

ニッケイ新聞 2012年7月31日付け

 28日午後4時頃、ゴイアス州郊外で西島章次在伯日本大使館公使(63、兵庫)が運転する乗用車が対向車と衝突する事故があり、西島公使と同乗していた同大使館の福地由花派遣員(24、埼玉)が死亡、西島夫人も重傷を負った。発生原因や当時の状況などの詳細は判明しておらず、現在地元警察による調査が行われている。奇しくも西島公使は同大使館HP内「ブラジル便り」欄にブラジルの道路状況の劣悪さを指摘するコラムを寄稿したばかりだった。

 神戸大学副学長、同大学経済経営研究所教授等を歴任。『現代ラテンアメリカ経済論』などを著書に持つ専門家で、今年4月1日から1年間の任期で着任した。1981〜83年には、USP経済学部の客員研究員を務めた経験も持つ。
 福地さんは「財団法人 国際交流サービス協会」からの派遣員として昨年9月に着任したばかり。新島公使らは7月半ばからの休暇期間を終え、自宅のあるブラジリアに戻る道中だった。
 ブラジルのテレビ局『R7』が運営するニュースサイトによれば、対向車に乗車していたエジマール・デ・ファリアスさんとその妻のセルマ・デ・ファチマ・フェレイラさんも死亡した。
 西島公使は、大破した乗用車から救出された時点で死亡が確認され、福地さんは搬送されたプラナルチーナ地域病院で息を引き取った。重傷を負った西島夫人は、現在もブラジリア市内の病院に入院している。
 西島公使は同大使館公式HP内「ブラジル便り」欄に、「7月号 ブラジルの道路について」と題したコラムを寄稿しており、道路の舗装状況の悪さや、破損したまま放置されている道の多さを指摘した矢先の悲劇となった。
 現役公使が事故に巻き込まれ死亡した例は過去にないという。

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