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お〜いお茶新俳句大賞=ブラジルから16句入賞

ニッケイ新聞 2012年8月7日付け

 第23回『伊藤園 お〜いお茶新俳句大賞』の結果が発表された。ブラジルからは674句(116人)の応募があり、都道府県賞2句、佳作特別賞2句を含む16句が入賞した。応募総数は173万7618句。入賞者・入賞作は次の通り。
 【都道府県賞】=「学歴は村の分校春惜しむ」(樋川勝重、83)、「さわやかや恙なき日の農日記」(小倉ふじ、89)。【佳作特別賞】=「ジャンボ機で来て鉢巻をして松手入れ」(浦畑艶子、91)、「耕して北風ぬくき国に住み」(香山和榮、81)。【英語俳句の部—佳作】1人「New Year’s eve Putting new clothes On the same old me」(フェルナンデス・ジョゼ、57)。【佳作】「餅食べりゃ口いっぱいの日本かな」(新井知里、73)、「野良西瓜包丁代はりに鍬拭いて」(伊津野朝民、97)、「手から手へ渡され玉虫飛びたてず」(大橋松代、78)、「啓蟄や大宇宙に生かされて」(廣瀬美知子、72)、「ピラニアの空揚げうまし岸の宿」(神林義明、75)、「南瓜ごろごろ子等はころころ山家かな」(佐藤孝子、85)、「そちこちに黄金蘭咲くお正月」(吉田繁、80)、「合の手はポルトガル語よ餅を搗く」(井上人栄、66)、「乾季旅夜逃げの句碑も拝みたり」(湯田南山子、91)、「サングラスとれば優しいおばあちゃん」(梅村冴子、74)、「ブラジルへ来てよかったと笑いじわ」(藤沢友子、28)(敬称略)。

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